第53回通関士試験【全体の総評】

今回は令和元年に実施された第53回通関士試験の結果に関してです。

第53回通関士試験を受けられた方、お疲れ様でした!

無事合格された方、今回は残念だった方、第54回に向けてこれから新たに勉強される方、様々な方がいらっしゃると思いますが、今回は令和元年に実施された第53回通関士試験に関してまとめました。

第53回通関士試験の結果について

本年度の通関士の結果に関してです。

以下税関が公式で発表している結果です。

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おおよその数値は昨年と同水準で推移していることが分かります。
ただし第52回は3科目目の実務が難解だったため、合格基準が50%だったのに対して、第53回は再び60%へと戻りました。

また、2科目受験者の合格率が対昨年比で10%下落しています。
ここから第53回は2科目目の関税法等が比較的難題だったことが予想されます。

SNS等で受験者の方々の反応を見ていても、関税法を取りこぼしたという声が多数見受けられました。

ただし個人的は見解としては、一部難題もありましたがその他の問題は例年より解きやすく、一定の知識水準の方であれば合格基準は悠々とクリアできたと思います。

一方で、例年最大の壁となる通関実務は比較的解きやすかったのではないでしょうか。

特に輸出入申告書問題は癖がなく、焦らなければ8割~9割は得点できる問題でした。
逆にここを取りこぼすと本年度の合格は難しかったと思います。

来年度に向けての対策

今年度残念ながら不合格だった方、今年は受けなかったが54回で新たにチャレンジする方はどのように勉強すべきでしょうか。

スクールに通う、通信講座を受ける、独学で勉強する、etc

方法は様々ですので、まずは自分に合ったスタイルを見つけてください。

特にスクールや通信講座の宣伝で合格率の良さをアピールしていることが多いですが
私の周りで合格した人を見ていると、講座を受けたからといって全員が受かるわけではないようです。

結局は本人のやる気次第です。

現に私も含め多数の人が独学で合格しています。

「通信講座を受ければ受かるかな」と安易に考えているなら、まずやめたほうがいいです。
仕事が忙しく中々勉強する時間が取れない、独学ではどうしても非効率だと実感した方が通うのは大いにありだと思います。

もし今迷われている方がいるならば、私はまずは独学での勉強をお勧めします。
まずは自分でやってみる。壁に当たればスクールや通信講座に頼ってみる。でも十分間に合います。

来年度に向けての健闘を祈ります!

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