貿易事務をしていると、しばしばINVOICEなどの書類にサインをする場面が出てきます。
サイン=偉い人がする、との認識だった新人の時は「○○さんサインしといてね」と言われると「え!?自分でサインするの?部長にお願いしたほうがいいのかな?」と勘違いしていたこともありました。
サイン欄には、社名とサイン者の役職や肩書を添えることがありますが、担当者ベースでサインをする時、以下のような『P.P Manager』という表記を見たことはないでしょうか?

Managerって書いているから担当者がサインしてはいけない?と思う方もいるかもしれません。(私は思っていました)
今回はこのP.P Managerに関する情報をまとめました。
『P.P』の意味
P.Pはラテン語のper procurationemで『代理の』という意味を持ちます。
つまり『P.P Manager』の場合、『Managerに代わって』という意味になり、担当者ベースでのサインが可能になります。
P.Pの有無で意味合いが大きく変わってきますので、サインする際は注意が必要です。
書類によって使い分ける
『P.P Manager』と書けばなんでも担当者がサインできるのかといえば、そうではありません。近年は書類の電子化が進み、INVOICEやPacking Listをpdfファイルで取引先に送付することも多くなっています。
電子ファイルの場合サインも電子署名になることが多く、誰でも手軽にサインが出来てしまうため、サインに伴う責任や権威性の認識が薄くなることもあるかと思います。
しかし書類の種類によっては役職持ちのサインが必要だったり、直筆サインが必要だったり様々ですので、事前に先方へ確認するなどしてトラブルにならないように気を付けましょう。
まとめ
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