海外への貨物の輸送方法は複数ありますが、今回はクーリエのお話です。
クーリエとは一般的に、国際宅配サービスと称され、輸出先から輸入者の手元への配達までを一貫して行ってくれる輸送方法です。
企業でも個人でも海外に貨物を輸送する際には使用しやすいサービスなので、しっかり理解しておきましょう。
そこで今回は、クーリエ出荷のメリットとデメリットをまとめました。
メリットとデメリット一覧
まずはざっくりとまとめてみました。
各項目の詳細は下に記載しています。
メリット | デメリット |
---|---|
輸送日数が短い | 費用が高い |
手配が楽 | サービス地域が限定的 |
メリット
輸送日数が短い
クーリエの特徴でもありますが、輸送日数が短いです。
日本からアジア地域への輸送でしたら出荷の翌日には到着します。
日本国内の輸送でも数日かかることがあるのに、どうして海外に翌日に届くの?と思いますよね。
クーリエの場合夕方までに貨物を集荷し、夜の間に通関、その日の深夜もしくは翌朝のフライトで輸入国に到着します。
全ての処理を一つのクーリエ業者に対応してもらえるので、スムーズに処理が行われます。
仕向け地によっては複数の業者にまたがることもありますが、AIR輸送よりは短い時間で輸送が可能です。
手配が楽
クーリエ輸送は出荷先への集荷から現地の配達まで、面倒な手続きは全てお任せで輸送してもらえます。
INVOICEと送り状さえ作成すればあとはクーリエ業者に引き渡すだけで手配が完了するのは、SEAやAIR輸送にはないメリットです。
デメリット
費用が高い
クーリエ輸送は海外への出荷方法の中でも輸送費用が高くつくことが多いです。
集荷から、輸送、通関、現地での配達まで一貫での対応になるため、それら込々の費用が運賃として請求されます。
海上輸送や航空輸送と比べるとどうしても割高になることが多いですが、通関費用や陸送トラック代も含まれていると考えれば意外とお得なこともあり得ます。
サービス地域が限定的
現地の荷受け人まで配達してもらえるのがクーリエのメリットはありますが、田舎のほうや僻地への配達は対応していないことが多いです。
クーリエ各社サービス地域を拡大している一方、地域によってはサービスを縮小させている場合もあります。
また配達対応の地域であっても、その国の国内物流業者へ委託する場合もあります。複数の業者をまたいだ輸送となると、出荷の翌日に到着というのは難しいです。
まとめ
日本で主要なクーリエ業者というとFedEx、DHL、UPSが御三家ですね。
ひとえにクーリエと言っても業者によって価格やサービスも異なります。
価格、リードタイム、集荷の時間等、様々違いがあるので、自分の都合に合わせて比較検討してみることをおすすめします。
また企業であれば、年間である程度まとまった出荷量があるかと思いますので、価格面で割引を受けられることも考えられます。
使い方次第で非常に便利な輸送サービスですので、色々試してみることをおすすめします。
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